「働きやすい職場認証制度」の認証企業の取り組みを紹介!

    「働きやすい職場認証制度」は、[1]法令遵守等、[2]労働時間・休日、[3]心身の健康、[4]安心・安定、[5]多様な人材の確保・育成、[6] 自主的、先進的な取組み(一つ星認証では参考)の6分野について、基本的な取組み要件を満たすことにより認証されます。

    企業によって取り組み内容は異なりますので、転職を検討している方は必ず入社前に確認をしてみてください。以下にその代表的な例を紹介します。

    【運転免許・資格の取得支援】

    業務に必要な運転免許の取得費用を会社が負担する制度です。全額または一部を補助してくれる会社もあれば、貸し付ける方式をとっている会社もあります。また、貸し付け方式ではあるものの、一定期間勤務すれば返済義務がなくなるなど、制度の詳細は企業によりさまざまです。

    いまドライバーとして働いている方のなかにもこのような制度を利用して未経験からチャレンジした人が数多くいます。また、運行管理者、フォークリフト、クレーン等の資格を取得することでキャリアアップを推奨する企業もあります。

    【労働時間・休日】

    「働きやすい職場認証制度」の認証企業は、年間休日105日以上で且つ1日あたりの残業時間も少ないなど、ドライバーにとって働きやすいように労働時間や休日を定めている職場が多いです。荷待ち時間の削減、荷役作業の効率化など、長時間労働を改善するための取り組みが行われています。

    また、特別有給休暇制度(慶弔休暇、病気休暇、バースデー休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇、消滅有休積立制度など)や完全週休二日制(1年を通して毎週必ず2日の休みがある)を導入している企業も増えてきています。

    どの業界もそうですが、ドライバー業界も昔に比べてプライベートな時間を充実させやすい環境が整ってきていると言えます。

    【心身の健康のサポート】

    義務付けられている定期健康診断以外に、脳・心臓・消化器系疾患や睡眠障害等の主要疾病に関する検査を実施する職場も増えてきています。さらにメンタルヘルス診断、苦情対応研修、健康に関する教育機会の設定等、心身の不調を未然に防ぐ取り組みが業界に広がってきています。

    【女性の働きやすさ】

    女性専用のトイレ、シャワールーム、更衣室などハード面の整備を進めている企業もあります。

    国土交通省は「トラガール促進プロジェクト」と銘打った取り組みを推進しています。

    「トラガール」とはトラック・ガール、つまり女性のトラックドライバーのこと。国を挙げてトラガールを増やしてトラックドライバー不足の解消を図っており、これから更に業界全体として環境は良くなっていくでしょう。

    【福利厚生】

    働いているひとが仕事と家庭を両立できるように、社内保育所、提携保育所、育児休暇、介護休暇、ダブル公休、希望日休等の福利厚生の充実化が進んでいます。

    また、住居に関しても社宅、社員寮、空き家紹介制度、住宅手当、転居手当等を備えている職場は少なくなく、驚くほどきれいで住みやすい社宅や社員寮を利用できる場合もあります。

    文責 働きやすい職場のミカタ編集部