働きやすい職場認証制度 認定企業の現場レポート! 【東京港運送株式会社】編
ドライバー歴約30年。始めたきっかけは好奇心でした(ドライバーAさんより)
ドライバーの仕事を始めたのは20代の頃。ドライバーの友人と一緒に仕事場についていき、「自分でも乗れるかな?」と興味を持って挑戦してみたことがきっかけです。
とはいえ不安なこともいっぱい。知らない道もある上に、マニュアル車は教習所でしか乗ったことがありませんでしたから。
でも不安以上に好奇心が勝っていました。「やってみる」と言ったからには、くらいついてやろうと。自信はなかったけど「私はできる」と自分に言い聞かせ数をこなしていきました。
いちどはドライバーを離れ2~3年ほど倉庫の仕事をしていましたが、東京港運送でドライバー人生をリスタート。気づけば20年目に突入し、ベテランと呼ばれるようになっていました。
今は週に6日、月~土曜日に働いています。
勤務時間は3時~14時まで。早朝の出勤にはもうすっかり慣れました。逆に通勤ラッシュに重なるとストレスになってしまうので、ちょうどいい生活リズムだと感じています。
私は週休1日の週が多いですが、社員の7~8割は週休2日で働いています。休みの日も人によってさまざまで、連休で休んでいる人もいれば日曜と水曜、といった休み方をしている人もいます。
パパさんママさんも多くて、休みの申請はしやすい雰囲気です。私自身はというと、休むとそわそわするぐらい仕事が生活の一部になっています。
ドライバーの約2割が女性。「女性が女性を呼ぶ職場」なんです。(総務Nさんより)
私は総務として、従業員の管理や制度のとりまとめをしています。その中の一つとして、女性専用休憩室や更衣室の導入を行いました。
女性ドライバーの比率が高く、約2割が女性というのが当社の特徴。現在産休を取得している女性ドライバーも1名います。
ライフステージに合わせて、いちど離れても復帰しやすい職場になるように。そんな思いを持って今後も制度を整えていきます。
また制度以外の面でも、当社は女性が女性を呼ぶ職場だと思っています。
「求人に女性が運転している姿が写っていて、女性でも働けるんだ!と思った」
「女性ドライバー同士で仲良くなりやすかったり可愛がってもらえたり。実際に働いてみて居心地のよさを感じている」
といった声をよく聞きます。
私自身、事務所内で女性ドライバーさんとの会話に交ぜていただくことも。趣味の話など他愛のない話で盛り上がる時間が働きやすさを助長しているという事実を実感しています。
ドライバーが健康で長く働けるように。(総務Nさんより)
当社は健康経営に注力しており、健康経営優良法人2022 ブライト500にも認定していただきました。
もともと健康経営のチェック項目を満たすことを目標に取り組んでいた制度改正。3年目になって、ドライバーの方々に浸透させることを目標に制度の見直しを行っています。
というのも、管理する側とドライバーとの間で、まだまだ健康に対する意識の差があると感じているんです。
例えば婦人科検診。会社として補助を出すことを決めたものの、使用されていないという実態があります。
ドライバーの方々には「健康で長く働いてほしい」という思いがあるので、ただ制度を作るだけではなく、実際に活用していただけるように働きかけていきたいです。
一方で着実に浸透している制度も。特定保健指導の実施率はここ2年ぐらい上昇傾向にあります。初期の頃は誰一人として受けていなかったので、効果を実感しています。
まだ働きやすい職場づくりの途中ではありますが、もっと魅力ある会社になるように総務としても精一杯サポートしていきます。
東京港運送株式会社の企業情報はこちらから! http://www.tokyoko.co.jp/