働きやすい職場認証制度 認証事業者の現場レポート!【トラック事業者:SBSゼンツウ株式会社】編

    営業からドライバーへ。「運転が好き」で未経験から転職。

    前職は自転車を扱うメーカーの輸入代理店で営業として働いていました。もともと自転車が好きで趣味をそのまま仕事にした感じだったので、仕事自体は全部楽しかったですね。ただ、朝から晩まで働くハードワークで体を壊してしまい…。それが転職のきっかけになりました。

    運転が好きだったので、「次の仕事はドライバーにしよう」と初めから決めていて。中でも、食品配送ドライバーを選んだのは、配送時間や個数がある程度決まっていて「無理のない働き方」ができそうだと思ったから。前職の経験もあって何事にも体が資本だと思ったので、負担が少なく続けやすいかは外せなかったですね。SBSゼンツウは、働きやすさはもちろん自分の家から通いやすくワークライフバランスも取れる環境だと思ったので入社を決めました。

    入社後は1ヵ月ほどで独り立ちしました。最初の2週間は先輩が運転をするトラックの助手席で大体の流れを教わって、残り半分は自分が運転をして先輩にアドバイスをもらう形で同乗研修を受けました。普段から運転はしていましたけど、車体の大きさが全然違うので車両感覚やハンドルの扱い方を先輩に教わることができたのは助かりましたね。

    あとは、納品など運転以外の業務。荷さばきのコツだったり荷主さんごとの対応方法だったり、直接見て教えてもらうと覚えも早いので。1人での配送をするにあたって不安なことは、この期間でだいぶ解消できるので、ドライバー未経験者でも安心して働き始められると思いますよ。

    疲れを次の日に持ち越すことがない。想像以上の働きやすさ

    今は、首都圏をメインに冷蔵・冷凍・常温食品の配送をしています。配送先は生協の物流センターが中心で、メーカーさんの倉庫に食品を引き取りにいくこともあります。1回の配送で運ぶ荷物は、4tトラックだと大体1回300ケース、大型車だと400〜500ケースほど。パッと聞くと多いなと思うかもしれないですが、荷台にすでにまとめてあるものをハンドリフトで詰めるだけなので、重労働じゃないし時間もかかりません。配送個数が多い事業所に関しては2台体制で対応したりするので、1人の負担が大きくなるなんてこともないですね。

    1日の配送先は2〜3件で、出勤時間が早いと夕方には事業所に帰って退勤する日もあります。渋滞の状況やひとりひとりの能力を見て、余裕のある配送スケジュールを会社側が組んでくれるので、変に焦ったりせず安全第一で配送できますね。出勤・退勤時間も日ごとに調整してもらえて、疲れが残ったまま出勤なんてこともありません。

    正直、働きやすいといっても「ドライバーって体力勝負だよな」とある程度覚悟はしてたんです。前の仕事も辞めたし生活もあるし、腹くくってなりふり構わないでやるしかないって。でも実際に始めてみたら、本当に無理のない仕事量で良い意味でギャップはありました。

    完全週休2日で給与は1.3倍に。自分に使えるお金も時間も増えた。

    生活面で言うと、自分の時間が増えたのがやっぱり一番大きいと思います。早い日だと16~17時には終わっちゃって帰りますし、逆に出勤が遅い日は朝ゆっくり家で過ごします。家族と一緒にご飯を食べることも増えましたね。休みもキッチリ完全週休2日もらえているので、マラソンや自転車で体を動かしたり、妻とドライブに行ったり、自分の好きなことに打ち込む時間もしっかり取れています。

    ちなみに、うちの会社は6割くらいが子育て中のパパさんです。早く終わった日には「今日これから子どもの迎え行くんだ~」と帰る方もいますし、家庭での時間も大事にできる環境なんだなと実感する場面も多いですね。

    あと、収入の面でも変化があって。前職から1.3倍ほど上がったんですよ。最近は4tトラックだけでなく、大型の免許を取って運転するようになったので入社当時から着実にもらえる額は増えています。週末にちょっと贅沢なご飯食べに行くとか、趣味のために奮発するとか。そういう場面で、お財布事情を気にせず楽しめるようになったのかなって思います。

    入社4年で社内のエースに。仕事に誇りが持てるようになった

    最初は「運転が好き」「働きやすさが欲しい」そんな理由で始めたこの仕事ですが、今ではそれ以上のやりがいを感じることができています。トラブルを起こさず日々の業務を着実にこなすことで、自分の配送や運転の技術が上がっていく実感がありますし、食品という人々の生活になくてはならない物を運んでいることで「自分って社会から必要とされているんだ」と仕事に誇りを持てるようになりました。

    会社からの評価で成長がわかるのも、良いポイントだと思います。SBSゼンツウでは『ドライバーコンテスト』という会社独自の取り組みがあります。各事業所から選抜されたドライバー達が、実技や筆記試験の総合点で運転や安全面のスキルを競うんです。僕も前回メンバーに選ばれ参加させていただいた結果、3位に入賞することができました。今までの仕事が身になったことが純粋に嬉しかったですし、もっと頑張ろうって前向きな気持ちになりましたね。

    もちろん、運転する時間も楽しいですよ。仕事だけでは飽きたらず週末もドライブに行くくらいなので。運転好きから始めた自分も、4年で「何でも屋」として社内で頼ってもらえる存在にまでなれたので、「トラック乗ってみたい」とか「運転を仕事にしてみたい」とか些細なきっかけから始めてみても良いんじゃないかなって思います。

    【採用担当者から】

    安全も働き方も。「ひとりひとりに寄り添う」がモットー。

    「採用と定着」は、この業界において非常に大きいテーマだと思っています。だからこそ、うちの会社では誰でも始めやすく続けやすい職場づくりに力を入れ、安全面から労働環境まで日々改善を行っています。その結果が『働きやすい職場認証制度』の2つ星の獲得に繋がっているのだと思います。

    弊社のドライバーの多くから、働きやすいポイントとして特に高く評価されているのは、無理のない配送スケジュールです。シフトを作るにあたって、渋滞のあるなしに関わらず、1日の拘束時間や残業時間をなるべく抑えられるよう心掛けています。今の時代、色んなツールが出て簡単にシフトを作る手段もあると思うのですが、うちはあえて人力で作成しているんです。個々の仕事のスピードやコンディションによっては、1回の配送に使う体力や時間も変わってくるので、統一の条件で管理してしまうと寄り添えません。ひとりひとりのニーズに対応できるよう、多少大変でもここは譲れないポイントですね。他にも、デジタルタコグラフの完全導入やこまめなコミュニケーションなど、日々の業務の様子からもドライバー達の体力面や安全面を気遣うようにしています。

    仕事以外の時間は家族と過ごしたり休みは遊びに行ったり…そんな自分の時間も大切にできる環境が整っていると思うので、経験のある人もそうでない人も、ドライバーの働き方にポジティブなイメージを持ってぜひ挑戦してほしいと思いますね!

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    https://www.sbs-zentsu.co.jp/zent/recruit/

    記事制作:ディップ株式会社